ピーターマン型自動旋盤とは?
ピーターマンはスイスの自動盤メーカの名前です。
国内の工作機械メーカではシチズン、ツガミ、スター、ノムラ等があります。
刃物は、材料を保持するブッシュに直角な平面に、ロッキングと呼ぶピボットを旋回中心とした2本の刃物が取り付けられる刃物台と、バーチカルと呼ぶリンク機構でアリ溝形式のかんな台を3箇所取り付けた5本が主です。
小型の機械ではバーチカルが1箇所というのもあります。
穴開けはアタッチメントと称し、穴開けをする時にスライドする軸で構成された刃物台を取り付けて行います。軸数は単軸と3本軸があり単軸にはねじきりが出来る機構を持った物もあります。
また、小歯車の加工が出来るような構造を持った機械もあります。
ピータマン型(主軸移動型)
主軸固定型
従来の機械の主軸と刃物台はカム駆動でした。
今日はNCが中心になっていますのでピーターマンの基本形態からほど遠いものになってしまいましたが主軸移動型の旋盤の通称として残っているわけです。